懺悔するんですけど、私はハイキュー!を未履修なのに流れてきた夢小説のおかげで山口忠の彼女になってしまいそうだ。
まずい。
その上pixiv大百科によると彼は幼馴染に心酔しているらしく、BL作品の割合が尋常でなかった。私が見た山口忠の8割くらいは幻覚だったのかもしれない。
しかし、夢女はこの程度でへこたれない。
山口忠が私に興味を向けなかったのは、その世界線に私が存在しなかったからだ。
夢女は負けない。
履修すらしていないのだからこのケースにおいては勝ち負けもクソもない。不戦敗です。でもとりあえず夢女は負けないのだ。
たとえば、私の愛する男の一人にトリスタンという名の騎士がいる。
👆私が愛する男
彼はヨーロッパで受け継がれている有名な悲恋物語の主人公が元ネタとなっている。
トリスタンにはイゾルデというお嫁さんがいる。端的に言えば彼はお嫁さんを一途に愛しすぎたせいでその命を落としたのだ。
(なおこのゲームにおいては「偉人を召喚して戦う」という世界観なので生き返ってピンピンしている。)
ともかく私はトリスタンのそんな一途で優しすぎる部分に惹かれたのだ。私にとってイゾルデ以外を愛するトリスタンは解釈違いなので、一見して私が夢女であることに対するジレンマとなる。
しかし私はこのジレンマを解決した。私が愛するトリスタンが登場するこの作品に、イゾルデは未だ登場していない。
愛する人としてトリスタンの口から存在を仄めかされることはあれど、彼女のビジュアルは出てきていないのだ。
つまり私がイゾルデである可能性は捨てきれない。
私がイゾルデだったのだ。すまないトリスタン、私を愛したせいで貴方は死んだ。死後をエンジョイさせてあげるしかない。
夢女の広い視野は侮ってはならない。全力で、どんな手を使ってでも推しの隣に居座る危害なのだ。
いつか絶対に天草の心からの笑顔を引き出してみせる。二階堂仁の一番になる。大外聖生の6人目の彼女になる。
ジェイド・リーチよりも歳上になってしまったが、私は平然と先輩呼びし続けている。あんなに色っぽい高校2年生がいるわけないからだ。私は悪くない。
あと鹿野院平蔵に「お姉さん」呼びされない夢小説があったら教えてほしい。